雪うさぎの遊び場

しっちゃかめっちゃかな雑記ブログ

私には映画「君の名は。」を見る資格などなかった。

9月の7日に今話題の「君の名は。」を観に行ってきました!

すでに一度観ている妹が絶賛していて、そんな妹に連れられて一緒に観に行ったのですが、結果「君の名は。」にあまり感動、共感できなかった私にはこの映画を見る資格などなかったようです。

 

※私なりの感想を書いてみました。あらすじ、ストーリー説明などはないので一度観た人じゃないと多分ピンときません。

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美しい映像、美しいストーリー。

とにかく映像が綺麗でした。なんかキラキラ感凄い。若者が好きそう。

 

妹は光の描き方とかを「あれは新海先生にしかできない表現!」とかなんとか言ってました。その辺よくわかんないんですが、とりあえず全体を通して手が込んでいて、リアルで美しいのはわかりました。

ただ常日頃アニメや漫画に触れているわけではない私にとって「君の名は。」はもう若い感性にはついていけないという現実を突きつけられた映画でした。

 

入れ替わる二人がなんにも接点がない赤の他人同士、そして最終的にお互い魅かれあうってところが運命的?なお話。

人が死ぬ理由も彗星が落ちるという誰も悪くない、っていうか悪い人は出てこない!美しいストーリーと美しい映像にただただ自分の薄汚い心が浮き彫りにされるだけになった「君の名は。」の感想を私なりにまとめてみました。

 

最大疑問点、いつの間に二人は魅かれあっていたのか?

二人が入れ替わった後は、そのことを知らない周囲の人たちに悟られないようにお互いを演じようとしていましたね。その姿はちょっと笑えました。

でも入れ替わった二人は会ったこともないので、お互いの普段の生活の送り方や性格などは周囲の人の接し方などから予測を立てるしかない状況でした。(書き置きなどで本人同士も文字のみでの交流はありましたが)

最終的には努力のかいもあってお互いそれなりにそれぞれの生活に馴染んでいたかと思いますが、お互い顔は知っていても結局は会ったこともない他人同士だし、と思って見ていたので最後の方にお互いが「忘れちゃいけない人がいるんだ!」みたいなことを言ってたり瀧君が「すきだ」と伝えるシーンを見てポカーンとなっていた私は一体いつの間に感動することを忘れた大人になってしてまったのでしょう・・・。

(むしろ入れ替わった本人同士ではなく、入れ替わった世界で出会った人にそれぞれが恋をする、っていう展開ならついていけたかもしれません。)

 

それらのシーンではここ絶対感動する(べき)ところ!と頭では理解していたものの、完全に置いてけぼり状態で、おそらく今まさに感動しているであろう横にいる妹や館内の人たちの中でなんだか肩身の狭い思いをしながら、そこら辺をなんとかやり過ごしていました。

 

この映画は三葉ちゃんが主人公じゃないの?

田舎の生活にうんざりしていた三葉は「東京のイケメン高校生に生まれ変わりたい!」と思っていたので瀧と入れ替われたのはラッキーでしたよね。

それに瀧と入れ替われたことで、三葉は自分の命や町を救うことができました。

それにくらべて瀧の方は三葉に比べ、特に入れ替わったことによるリターンがなかったと思うので、私は勝手に「君の名は。」は三葉ちゃんメインのお話であり、つまり三葉ちゃんが主人公だと思っていたのですが、映画が終わった後一応妹に「この映画って女の子の方が主人公でいいんだよね?」と聞いてみたら「いや、女の子と、男の子両方。」って言われたんですが、そ、そうなの?

 

妹にそれを言われた後、心の中で「え、でも瀧君の方は特に良いことなくない?」と思った自分はもし二人が同じ主人公という立場ならば二人共平等に得られるものがあるべきだなどと、まるで瀧君サイドへの見返りを求めるような感情を抱いてしまったことで自分の心の薄汚さを再認識することとなったのです。

 

運命の人なのにお互い気づくの遅くない?

さっき「直接会ったことも無い人なのに好きになるってある?」みたいな空気読めない話をしてしまいましたが、それでもなにかの縁で入れ替わることとなった二人なのでこれはやっぱり運命の相手ということなのでしょう。

少なくとも瀧と入れ替わったことで町を救うことができた三葉にとってはそうなはずです。

 

映画の最後に社会人になってお互いを忘れている二人が何度かすれ違うシーンがありましたが、作り話とはいえ偶然会う回数多くなかったですか?え?そんな会う?みたいな(笑)なかなか現実ではない展開です。

そこはフィクションであるからこそ一目見ただけで思い出して欲しかったりしました。

 (多くの人はあんな感じで少しずつ思い出してく方が感動するものなのか?)

よって最後の感想として残ったのは

「こんなに頻繁にすれ違うってことは二人はきっとご近所さんなんだ!」でした。

2時間見て最後の感想がこれです。この時さすがに自分で自分の感性を疑いました。

 

まあ、なんといっても二人は運命の相手ですからね。必然的に住む場所も近所にもなるんでしょう。運命とかよくわかんないけど。

 

お姉ちゃんは心が汚くてごめんなさい。

ここまで書き連ねたありのままの「君の名は。」の感想を妹に伝えると、面と向かって「お姉ちゃんって心が汚いんだね」と言われました。 

 

心の汚い姉を持った妹の気持ちを考えると気の毒だとは思います。

しかし私は今回1800円を支払い映画を観たことで、日頃からうっすらと感じていた自分の心の汚さをまざまざと突き付けられる事態となったことに若干の戸惑いを感じていたりするのでそこはあまり責めないで欲しいのです。

 

映画「君の名は。」で良い!と思ったところ

・絵が綺麗。

・巫女の舞、妹の方が上手くない?

・瀧君高校生の時扇風機の代わりにサーキュレーター使ってる。

・瀧君が社会人になるとちゃんとした扇風機を買っていたのでそこになんらかの成長を感じた。

バイト先の先輩が魅力的。

 

映画「君の名は。」でちょっと気になったところ

・”東京のイケメン男子”→瀧君ご指名の理由(別に瀧君がイケメンじゃないとは言ってないよ)

・二人があそこまで魅かれあう理由が分からなかった。(主題歌がRADWIMPSの「前前前世」ということで前世で何らかのつながりがあったのかもしれない?)

・隕石落下にそなえ地元高校生が住民を避難させようとするが、町の人が誰も信じていないため全く混乱が起こらず、なんか緊急事態感薄かった。

・主人公含む地元高校生が隕石落下阻止に慌てふためいていた割にはいつのまにか回避してた感強い。

・瀧君、先輩とデートの日に玄関の鍵を閉めずに出かけたことで、スタッフはこんな手法でキャラクターが慌てている様子を表現するのかと感心する。

・しかし、瀧君は社会人になっても玄関の鍵は閉めないスタイルだったので瀧君ってそういう人だったのね、とその人間性にちょっと失望する。

 

結論:映画「君の名は。」はピュアな心を持った方にのみおすすめします。

公開10日で興行収入38億円を突破してから現在もぐんぐんその数字を伸ばし続けている「君の名は。」は収益100億円も見据えているらしいです。

今人気だからとりあえず観に行くって人もたくさんいるかとは思いますが、これだけの収益を上げているとなると、この映画を高く評価している人がたくさんいるのが事実であり、ネットでも絶賛の声多数です。(妹も5回は見たいと言っていた)

 

よって私のような穿った見方をしたり上記のような感想を抱く人は、全体から見て少数派であることは確かなのです。なのでこの映画を見て私のように肩身の狭い思いをする大人が少なくてすむように、映画「君の名は。」はピュアな心を持った方にのみおすすめしたいと思います。

 

あ、でもこの記事はすでに映画を観た人に向けての記事って最初に言ってたんだっけ。

失敗しちゃったなあ。